ここでは元医師であった父から聞いてきたことを書いています。 近年はインターネットの普及に伴い情報が出るようになり、自分で調べることがし易くなった と思いますが、それでも父が医師であったからこそ直接聞けた話はなかなか皆が聞けるわけでは ないと思います。 西洋医学をただ否定するのではなく、まずは知ることが大切と思って書いて行きたいと思います。
昔だったらクスリを出せばもっと儲けられた?
私の父は医師でしたが、30歳過ぎの頃から、沖ヨガや玄米採食、漢方などを 学ぶようになっていました。 40年前のことですから、かなり変わったお医者さんであったのかも知れません。 父は京大を出て医師になりましたが、西洋医学でクスリ、クスリと言うことや 人を物質としてしか見ない現代医学に疑問を持っていたようなのです。 その父から聞いた話の一つに、 「クスリを沢山出せば、もっと儲けられただろうね」 と言うのがありまして、それを聞いた時にも考えさせられるものがありました。 儲けたいと思えばクスリを出せばいい。 この言葉には違和感しかありませんでした。 お医者さんって、本来は病人を助けるためにあるもののはずです。 それがいつの間にか、儲けたいならクスリを出せばよい、にいつの間にかなってしまっている。 本来の役目を果たしてお金が入ってくるのとお金を稼ぐためにやっているのとでは 全く違います。 極端なことを言えば、自分さえいい思いをすれば人はどうなっても良い。 そういうことになってしまうのですね。 今は少しずつ変わって来ているのかもしれませんが、ちょっと前は、 「お医者さんは神様」 と思っているような時代があったわけです。 お医者さんを特別扱いしてしまう私達と、 医師は偉いんだと思うお医者さん。 (全てがそうとは言いません) 両方が勘違いしてしまった結果、医療が本来の目的から大きくずれてしまった、 と言うこともあると思います。
