ここでは、右首~肩が常に凝っていて辛い症状あるのを、下半身の施術をすることで改善させた例を載せます。
簡単に言えば、身体は繋がっているのである場所が改善すれば、それが他の場所にも影響を及ぼすということです。
それについて、詳しく書きます。
下半身は左足、上半身は右腕の筋力が低下していた
Nさんは子どもの頃から肩コリ、首コリが酷かったようです。
それで私の施術を受けていただいています。
歩行分析と筋力検査をすると、
①下肢は左が悪く(過去にアキレス腱を切っている)、
②上肢は右肩が下がっていて歩行時に腕が振れていませんでした。
それで最初に右上肢の施術をすることにしました。
施術後歩いてもらうと、右上肢は少し触れるくらいの変化で、左上肢は随分振れるようになりました。
次に左下肢の施術を行いました。
施術すると左下肢も筋力が出るようになってきました。
その後、もう一度歩いてもらったところ、固まっていた肩、右上肢が振れるようになっていました。
腕が振れると言うことは固まっていた筋肉が緩んでいることになります。
このように、症状が出ているからと言って、必ずしもそこに原因があるわけではなく、上肢の問題は下肢にあることもあるのです。
それを見極めて施術するのが治療家の役目でもあります。
施術の継続と同時にセルフケアが大切
Nさんの場合、下肢は左足首、上肢は右が良くない状態と言うのは分かっているので、施術の流れとしては、左下肢→右上肢→左下肢、という流れでやって行きながら変化を確認して行こうと思います。
同時に、セルフケアを少しずつ覚えようとされているので、日々の取り組みをしっかりやっていただければ、更に改善して行くと思われます。