現在、工事中の整体院に通っていただいているMさん(女性・67歳)は、長時間歩くと「左足の太ももの外側」が痛くなって来る(40年前から症状は出始めている)。
その為、最近は流石に歩く時間を控えめにしている、とのことです。
他に、同じく歩くと左足の甲が痛くなる(15年ほど前から)、と言う症状もあります。
検査をすると、左足は親指に力が入りにくい状態。
また左足の方が右に比べて筋力が低下していることがわかりました。
太ももの外側が痛む、直接の理由は?
検査→施術を通して見えて来たこと。
それは太ももの外側の直接的な原因は、腰を前側から支える筋肉(腸腰筋)が弱っていることでです。
腸腰筋が弱ると、それを補おうとして
多裂筋・腹横筋が過緊張になって反り腰になる。
大腿筋膜張筋(太ももの外側)が過緊張になるのです。
案の定、腹横筋の施術をすると「重ダルくなる」と言われました。
これは過緊張になって疲労している腹横筋を更に働かせることをしたからだと思いました。
要するに、長時間歩くと太ももの外側が痛むのは、恐らく腸腰筋の筋力低下(=腹横筋の過緊張)だと言うことが見えて来たのです。
腰を支える筋肉は2つある
ここで知っておきたいことは、、、
腰を支える筋肉は2つあると言うことです。
前側から支える筋肉が腸腰筋
後ろ側から支えるのが腹横筋・多裂筋
です。
両方が同じ力で支えていたら問題はありませんが、どちらかが弱るとどちらかが頑張ろうとします。
(今回は腸腰筋↓ 腹横筋↑)
またそれが別の筋肉にも影響します。
(腸腰筋をカバーして→大腿筋膜張筋↑)
勿論、身体は繋がっているので、これが本当の原因ではなさそうです。
その本当の原因を見つけて会おうローチして行くことが根本改善に繋がるのです。
今後の実際の変化、根本原因と思われることについては、また後日書いて行きます。