ここでは手指の痛み(へバーデン結節)について書いて行きます。
Mさん(女性 67歳)は幾つか身体の症状が出ていますが、
「ピアノを弾くと指が痛くなる」
という症状が出ていました。
所謂、へバーデン結節と言うもので、日本整形外科学会のHPでは、
『指の第一関節が変形し、曲がってしまう原因不明の疾患です・・・』
と書かれてあります。
また、治療としては、
局所の安静
局所のテーピング
急性期では少量の関節内ステロイド注射なども有効
と書かれてあります。
要するに、
原因不明→取り敢えずの対症療法と言うことの様です。
へバーデン結節の痛みは改善する
施術をして行くと、Mさんの指の痛みは改善されて行きました。
Mさんは「へバーデンも良くなるんですね」
と言われていましたが、その程度にも依るので絶対とは言えませんが、改善する可能性は十分にあると言えます。
それは・・・
原因が分かるからです。
へバーデン結節になる原因は指のさぼり筋

へバーデン結節も、膝痛と同じで筋疲労で痛みが出るのです。
ですが、更にもう一歩踏み込むと、それは
「さぼっている筋肉(さぼり筋)があってそれを庇うためにがんばって過緊張になり(がんばり筋)痛みが出る」
のです。
要するに、根本原因はさぼり筋ということです。
ですから、さぼり筋が働くようにすれば、がんばり筋の負担は減り痛みも改善すると言うわけです。
それでは次回は、さぼり筋、がんばり筋について、詳しく書いて行きます。