25年(実際は60年くらい)の間、ずっと悩まされて来た身体の痛み(ここでは特に腰痛について)が改善されて来たMさん(女性 73歳)の症例について書いて行きます。
Mさんは6月末から当院の施術を受け始めました。
今まで診てもらっていた鍼灸の先生が病気で亡くなられ、いい先生はいないか、、、と探していたところ、友人から当院を紹介されて来られたのです。
長い間、ずっと現状維持で来た
聞くと、Mさんは今まで鍼灸と同時にマッサージも受けて来たと言うことです。
マッサージは毎週、鍼灸は隔週で受けて来たようです。
ここで私が思ったのは、それだけ長い間施術を受け続けても更なる重症化を何とか食い止めているだけで良くなる方向に持っていけていないのか、、、ということでした。
以前診ておられた先生方を責めるつもりは一切ありません。
私も長年悩んで来てようやく今に至っているだけです。
その今も、完璧なことなどできているわけではありません。
そういったことを前提として。
だからこそ治療家は患者さんの為に常に学び続けないといけないと思うのです。
当院では、患者さんがなるべく自分自身でも維持できることを目標としています。
今まで壁にぶつかって悩んで来たからこその、当院の今の理念になっています。
臨機応変に対応する
最初はMさんの身体全体の様子を確認しました。
その上で下半身を中心に、当院が取り入れている鍛える施術(運動療法)を主体にしながら施術を行いました。
それで初回に変化を感じられたのですが、2回目の施術後、背中から首がしんどくなったと言うのです。
これは恐らくですが、施術で下半身に変化が出て、バランスをとる為に上半身に皺寄せが行ったのだろうと考えられます。
話を更に聞いて行くと、Mさんはちょっと力を入れると身体が緊張して硬くなって力が抜けないようになってしまうと言うことでした。
多くの場合、変化に対して身体全体で上手にバランスを取ろうとしますが、Mさんの場合は身体の融通が利かない状態になっていた為に起こったことだろうと考えました。
そして、これは余程慎重に施術をして行かないといけないな、、、と思ったのです。
それ以降は、緩める施術を主体にして(緩める:鍛える=8:2くらい)、施術の最後は緩めて→ストレッチで終わらせるようにしたところ、同じような反応は出なくなりました。

人の身体はそれぞれですから、マニュアル通りには行かないモノです。
患者さんの状態に合わせてこちらも臨機応変に対応することが大切ですね。
逆に言えば、探りながらになりますが、適切な対応ができれば改善の可能性があると言うことでしょう。
Mさんの施術はそれ以降も一筋縄では行きませんが、明かに腰を含めた全体の様子は改善しているとのことです(とても喜ばれています)。
具体的にはまた次回以降に書いて行きます。
