左膝の痛みが辛くて通われていた患者さん(Mさん 女性83歳)のことです。
治療には定期的に通われて、痛みは改善し、歩きやすくなっていました。
セルフケアも少しずつお伝えしていました。
家庭のことで忙しかったようで、3週間ぶりにご来院されたのです。
パッと歩く姿を見た瞬間に、辛そうだなぁと思いました。
だいぶ症状が戻っているなぁと。
セルフケア(関節トレーニング)の重要性
それで施術前にいつものように、「セルフケアはやっていますか?」と確認したところ、
「忙しくてできていません」と答えられたのです。
また、前回お伝えしたセルフケアが出来ているか確認したところ、そもそもやり方を忘れてしまっているようでした。
そういう状態だったので、いきなり施術に入るのではなく、セルフケアを一緒にやって覚えましょう、と言うことになりました。
サポートしながら、一緒にやりながら。
何事も同じで、セルフケア(関節トレーニング)も、覚えるまでは簡単なこと、とは言いません。
ですが、本当に自分の身体を良くしたいと思われるなら、半年から1年は意識的に取り組んでいただきたいです。
覚えてしまうとある程度の時間で出来るようになります。
(自分である程度維持できるようになれば、通う回数も減らすことができますね。
お金のことを考えても、その方が良いと思います)
そこまで継続することが大切なんですね。
何とかそこまでは頑張ってもらいたい、と言うのが私の本音です。
施術をすれば良くなる、あとは・・・
その後、施術に入りました。
施術をして行くと、次第に股関節の動きスムーズになり、動く幅(可動域)も改善して行き、その時も痛みも無くなって行きました。ご本人もその違いが明らかに分かるほどです。
施術の途中、確認のため歩いてもらった時も、「足が軽くなりました」と喜ばれていました。
そうなのです。やれば10分、15分でも変化は出るのです。
改善の余地は大いにあるのです。
その良くなった変化をなるべく維持して欲しいから「セルフケアをやってね」とお伝えしているのです。
施術は時間的には、多くても1時間弱です。
仮に週一回施術を受けるとして、それに対して普段の生活の時間は168−1=167時間です。
その167時間をどう過ごすかが大切かはイメージできるでしょうか。
そして施術は、当院のように運動療法(JTAフラッシュリプロ療法)を取り入れてても他力の要素が半分はあるでしょう。
しかし、他力では本当の意味では改善しません。
最期はやはりご本人の努力が必要なのです。
当院では、その術をお伝えしています。
悪くなる体験も大切?
Mさんは、あれだけ悪くなっていた症状がモノの10分、15分で改善され、最終的にはかなり足が楽になったという体験をして、ちょっと考えが変わったようです。
「セルフケアをします」
と自ら言って来られました。
やれば良くなる、という体験をされたからでしょう。
定期的に通って来られた時は、施術である程度維持できていましたが、今回は間隔が空いてその間にセルフケアをせずに症状がぶり返してきた。
それが施術でビックリするほど改善した。
その体験をされて、施術の意味とセルフケアの重要性を再認識されたのかも知れません。
価値と意味に気づくことで意識が変われば
当たり前になり過ぎていると、その価値や意味に気づきにくいモノです。
今回はそこに気づくための大切な体験だったとも言えます。
気づきのタイミングは人それぞれですから、強要はできません。
ただ、私達人生の時間もお金も、有限ではありません。
ですから、、、個人的な本音を言うと、なるべく早く気づいていただきたいなぁとも思うのです(^^)

