ここでは膝の原因が上半身にある場合について症例を元に書いて行きます。
Nさん(女性76歳)は数日前に右膝に痛みが出て歩けなくなったということで連絡が来ました。
当院まで歩いて来ることができないと言うので、大阪市内まで出張でお伺いしました。
Nさん宅に行くと、Nさんは杖をついて何とか歩けると言う状態でした。
下肢の状態は?
下肢の状態を調べてみると、
痛みは右膝の内側から出ていた
股関節はガニ股気味
右足指に力が入らない
下肢の筋力は右<左(右足の筋力が弱い)
ということが分かりました。
(初回は痛みで杖なしで歩くことが出来なかったので、歩行の状態は診ることは出来ませんでした)
右膝の内側が痛い
右股関節がガニ股気味(受け腰で股関節が外に開いている)
この二つから分かることは、腰周りは受け腰タイプと言うことです。
試しに受け腰の状態をつくってみてください。
そうすると、同時に膝が曲がると思います。そして膝は外に開き気味になります(ガニ股、O脚)。
さぼり筋(筋力低下)が痛みの本当の原因
この状態は、膝を曲げようとする筋肉が緊張する姿勢なのです。
この膝を曲げる筋肉を内側ハムストリングスと言いますが、この筋肉が過緊張になるのは原因があるのです。
それは膝を伸ばす筋肉(大内転筋)の筋力低下です。
膝を支える重要な筋肉には、「内側ハムストリングス」と「大内転筋」があります。
内側ハムストリングスは膝を曲げる時に働く筋肉。
大内転筋は膝を伸ばす。股関節を後ろに引く(足を後ろに蹴り出す)働きをします。
大内転筋が弱ると、それを庇って内側ハムストリングスが過剰に働きます。
だから内側ハムストリングスがくっ付いている膝の内側が痛くなるのです。
これが膝の内側が痛くなる原因です。
ですから弱っている大内転筋を働かせる施術を行います。
(実際は足指も働いていなかったりというのもあります)
初回の施術後、Nさんは杖なしで歩くことが出来るようになりました。
ですが、、、この続きがあるのです。
これはNさんの場合ですが、膝の原因が下肢だけではなく上半身にある場合があるのです。
それについてはまた後日書いて行きます。


